―前回の続き―
年齢を感じさせない(すみません)タフなステージを終えた直後の余韻も冷めない
「CHEEP PURPLE」。彼らにインタビューをお願いしたところ、快くOKをもらいました。気さくな人たちとは言え、メンバーにはプロのミュージシャンの方もいらっしゃいます。音楽トークが出来るわけでもなく、この業界に長けているわけでもない自分が果たしてこの5人と対峙して上手く話をしてもらえるのだろうか?高校時代に愛読していた
「月間GIGS」を思い出しながら、いつになく緊張し、普段は使用しないマイクレコーダーを握り締め臨みました。ズバリ、ロック・・・ではなく「ロング」インタビューです。
(聞き手:だておとこ インタビュー/LIVE画像撮影:カッキー LIVE画像提供 福@坊さん あゆむさん)
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「70歳過ぎてもずっとやっていきたい」
― 本日はよろしくお願いします。改めましてライブ、
お疲れ様でした。すごいステージでしたね。
一同: ありがとうございまーす。
― このメンバーではいつから活動されているのですか?
平間: 去年のジャズフェスで再結成したのがちょうど30年
振り。15歳のときに始めたから。
― 今後の活動とかは?
平間: あと30年やります。去年の再結成時が45歳だった
ので、75歳までやりたいですね。
― 初めにバンド組んだときは何をやっていたんですか?
平間: ディープパープル。今日と同じ曲やってた(笑)
※ここでビールが届き、メンバーの皆さんのテンションが一気に上がる
― 直坊さんMC上手いですね。王様と対等に話をされて
いました。
直坊: いやいやいや、王様も頑張って欲しいね(笑)「enn」
ってライブハウスがあるでしょ、あれが立ち上がった
ばっかりの頃ってお客さん全然入っていなくて、その
時に、競演したメンバーとかと何人かで、ただ喋って
ばかりいたの。「最近どう○○君?」なんて(笑)
― プロとしての活動もされていますよね?
直坊: そうね。最近だとSEGA ROCKっていうバンド
とか。元リンドバーグで自分の師匠でもあるcherry
さんや元聖飢魔Ⅱのルーク篁とかと一緒に。
― すごいメンバーと組んでいますね…それでは皆さん
の個人の活動経歴を教えていただけますか?
平間: バンドとしての経歴は、まずこのメンバーと中学校の
時初めて組んだのが最初。そのあとアマチュア
バンドとか色々やってきました。
― 本番前の楽屋で平間さんと最初にお会いした時の
印象と、ベースプレーが合わないんです。クールな
イメージなのですが、ステージではベースをバチバチ
弾きまくっていたもので。
直坊: 燃える男ですから彼は。
― 本業はもう写真家として有名ですよね。
平間: 実は今日も本番前、仕事でパルコの写真展
(日本ロック写真史 ANGLE OF ROCK展)
で、椿屋四重奏の中田裕二さんとトークショー
をしていました。
― 写真家とベーシストって通じるものがあるの
ですか?
平間: ありますね。どちらもグルーヴ感が大事ですね。
― カメラとベース、どっちが楽しいですか?仕事と楽し
みを比べるのも難しいと思いますが。
平間: え?写真は毎日やっているからね。このバンドは再
結成して3回くらいしか活動していないけど、やっぱり
楽しくて仕方ない。
平間”平間ん@坊”至
◆パート:BASS ◆直坊さんとは中学からの付き合い。 ◆本職は写真家(本名:平間至)。『ロッキング・オン・ジャパン』『CUT』、ジャケット写真等幅広く活動(
http://www.itarujet.com)。タワーレコードの広告シリーズ『NO MUSIC,NO LIFE』の撮影でもおなじみ。CHEEP PURPLEのリーダー。塩釜市出身。
※打ち上げには、「写真家:平間至」のファンもおり、若手写真家による作品の持ち込み等も見られました。バンドの「頭脳」というクレバーな存在ながら、そのベースプレイはハード。安室奈美恵全盛期の超ヒット曲ジャケット撮影をしたのも平間氏。
― なるほど!次は直坊さんにお伺いします。いっぱい聞
きたいことがあるんですが…
直坊: 何?駄目だよ、女性関係とかは(笑)
― 普段何をされているのですか?
直坊: (期待はずれだったのかこけながら)普段?普段は海
に行ったり、山に行ったり、川に行ったり畑耕したり、
サーフィンしたり。
― 本当に偶然ですが、だてBLOGでブログを書いてい
ただいているのですよね?きっかけは?
直坊: ネット見てて何かで引っかかって知って、たまに見て
いたの。ブログ自体は他のサービスを使用していて
みんなも見ていてくれてたんだけど、ラーメンブ
ログ?みたいなヤツやってるでしょ?
― はい。「宮城のらーめんブログ」。
直坊: そうそう。で、俺ラーメン大好きなの。それで。
加藤: そこかい(笑)
― そうなんですか!是非そちらにも参加してください。
体型も維持されてすごく細いですしカッコいいですよ
ね。本番前楽屋にお邪魔した時、着替えをしている
ところを見たら筋肉もすごくて。
直坊: 見てたの?エッチだね~。山行ったり海行ったりして
いるからね(笑)
― 尊敬するミュージシャンはどなたですか?
直坊: やっぱりイアン・ギラン。ディープパープルの歴代ボ
ーカリストはみんな好き。あとはツェッペリン。日本人
だと今一緒にやっている下村成二郎
(元BLIZARD)、ジョー山中。
加藤: ジョー山中いいよね。カッコいい。大好き。
― これからは続けていくのですか?
直坊: もちろん!いくつか抱えてやっているけどこれが俺の
本当のバンドだもん。メイン。
― 他で同じこと言っていないですよね。
直坊: しばくよ(笑)。下村君と「SHOUTⅡ」ってバンドもや
っていて、そっちはそっちで楽しんでいるけどね。
「CHEEP PURPLE」は70歳過ぎてもずっとやって
いきたい。平間がもう嫌だって言っても。
直@坊
◆パート:VOCAL ◆CHEEPPURPLE以外の活動としては、元リンドバーグのドラムス/小柳 "cherry" 昌法、元聖飢魔IIのギタリスト/ルーク篁、元Blizardのベース/寺沢 功一らとのSEGAROCK、元Blizardの下村成二郎とのツインヴォーカルが唸るSHOUTⅡなど、多方面で展開中。宮城県在住。※実は「だてBLOG」ユーザーだった→
http://naobow.da-te.jp/
※高音ボイス、シャウトはとても今年45歳とは思えない迫力でした。1983年のYAMAHAのEastWestでのベストボーカル賞など受賞歴が数多いのも納得。バンドの「顔」的存在で、仙台でセミプロとして活動している人の間では知らない人はいない程。人脈も幅広く、バンド業界以外に多方面でネットワークを持っていました。見た目は怖そうに見られがちも、素顔は「優しいやんちゃなおじちゃん」という印象でした。
― それでは佐藤さんお願いします。とにかくステージで
はものすごいキーボードアクションでした。
佐藤: かなり頑張っちゃいましたね。
― 佐藤さんは「ダーリン佐藤」としてリンドバーグの
キーボードでも有名ですが、他の様々なミュージ
シャンと一緒に活動(※2007年はaikoと紅白にも
出場)されている時もいつもあんな風なのですか?
佐藤: あんなに動くことはないですね。このバンドがメイン
ですから。
直坊: キーボードが一番暴れるバンドって珍しいよね。
― ジョン・ロード(ディープパープルのキーボード)も
こんなに動きましたっけ?
佐藤: そんな動かないよね(一同爆笑)。俺、世界一動く
キーボーディストだから。
― プレーを見ても今話をしてても思うのですが、
本当に楽しそうですね。
佐藤: うん楽しい。バンド始めたきっかけが平間なんです
よ。小学校の時はABBAとか好きで他はチャゲアス
とか松山千春とか兄貴の影響で聞いてて、ロックとか
知らなかったのね。で、平間に「これ、やろうよ」って
誘われて。
平間: キーボードが必要で、彼はエレクトーン習ってた
から。ハイウェイスター聴かせて。
佐藤: 最初は何だこれ?って思ったけどね。学校終わって
からみんなで練習して。
― それが今やプロキーボーディストですからね。平間
さんすごいきっかけ与えていますね。
佐藤: きっかけって言ったら加藤の家には小学校の時から
すでにドラムセットがあったからね。他にも一式全部
あった。
― そういう友達っていますよね!貴重な。
加藤: 自分の5つ上の兄貴がやっぱりバンドやってて。で、
家にあるから皆やろうかって。
平間: (突然)あ、思い出した、達也(佐藤)君と一緒にゲッ
トバック(ビートルズ)やった。
― (!)私、今日のカツラとかビートルズ入っているなと
思っていたんですよ。ジョージ・ハリスンみたいだな
って(笑)
佐藤: ゲットバックと、パープルと、ゴダイゴとか流行ってい
てやったね。ガンダーラとか。ここのメンバーは音楽
始めたきっかけが集まっているよね。で、18の時
(直坊と)一緒に東京行ったのね。
直坊: 俺、B型なんで、突然とんでもない事言うのね、
「俺、ロックで飯食うから、ついて来い!って」
佐藤: 僕は考えさせてくれって。(笑)でも結局大学辞めて
一緒に行ったんだよね。
直坊: そう俺のせいで(笑)。で、二人で上京して、同じ部屋
に住んで。とりあえずバンドつくろうって向こうのメン
バーと組んで、1983年にYAMAHAのEastWestっ
ていうアマチュアバンドのコンテストに出て、グラン
プリ大会まで行って。
佐藤: そして彼がベストボーカリスト賞をもらって(編集注:
前年の同賞は久保田利伸、1977年は桑田圭祐)。
三浦: 俺が生まれた年です。
佐藤: 何なんだこの時間差(笑)
直坊: その後も色々やって、ジュディ&マリーの五十嵐公太
君とかメンバーじゃなかったけど葛城哲哉君とかとも
一緒にイベント出たり、今でも親交あるよね。
佐藤”キー@坊”達也
◆パート:KEYBOARD ◆塩釜市出身。メンバーとは小学校の時からの付き合い。リンドバーグ、ZIGGY、坂本サトル、aiko、ハウンドドッグ、etc、様々なアーティストのキーボーディストとして現在も大活躍中。2008年最後のお仕事はNHK紅白歌合戦出演。体が柔らかく、プレイ中にキーボードよりも低い姿勢でエビ反りをすることが出来る。
※とにかく一緒にプレイをしてきたミュージシャンは早々たる面々。1980年代後半に活躍した女性デュオ、「BaBe」のバックでキーボードを弾いていたのも佐藤氏。「CHEEP~」ではオーバーアクションの演奏がひときわ目を引きました。とても気さくで話しやすく、取材に同行していた別の女性スタッフはメロメロでした。
― すごい・・・(実はジュディマリが好きだった)。加藤さん
もプロとして活躍されていますが、さっきのライブを見
させていただいて、ドラムとベースかめちゃくちゃカッ
コ良かったです。
加藤: うれしいですねー
直坊: 彼はプロのジャズドラマーだよね、あと・・・今の活動
も言ったほうがいいんじゃないの?
加藤: 今はですね、僕結構お笑い芸人さんとの仕事も多く
て、島崎俊郎さんという、昔「ペイ!」ってやっていた
方と・・・
― ヒップアップですか?ひょうきん族の?
加藤: そう。アダモチャン。あとオスマン・サンコンさんと、
アコースティックのアフリカ音楽をやっています。
― アダモチャンとサンコンさんと一緒にされているアフリ
カ音楽とはどういうものなのですか?
加藤: 基本的に、歌と踊りとリズムだけですね。ほとんどパ
ーカッション。彼らのプライドはリズムにあるので、そ
こに入り込むのは非常に難しいんです。
― プロのジャズドラマーの加藤さんでもですか?
加藤: アフリカ人はいい加減なので(笑)。ここで止まるんだ
よって言っても止まらないし。本当に自分勝手で(笑)
― ちなみに何と言うバンドなのですか?
加藤: はい。アフリカンブリーズっていいます。
直坊: ブリーフじゃないよ(笑)
加藤: ブリーズはBREEZE。「そよ風」って意味らしいんです
けど。
― もう長いのですか?
加藤: 今年で5年になります。営業で全国周っているので
すが仙台にはなかなか来れないんですよね。島崎さ
んが関西の方での仕事が多いのでどうしてもそちら
周辺の地域になって。
― プレイスタイルで見習っているのは?
加藤: あー、やっぱり、イアン・ペイス、好きですね。デイ
ープパープル。やっぱり、こういうバンドとかやって
からもう一度聴きなおすと、すごいことやってるんだな
とか改めて思いますよね。特に最近なんか回帰して
いる感じなんですけど。
― 昔聴いた音楽を今聴きなおすと、新たな発見とかあり
ますよね。
加藤: ありますね!スピーカーにしろヘッドフォンにしろ性能
が上がって、聞こえなかった部分が今になって聞こえ
て、「あ、こんな風になってたんだ」とか今分かったり
して、それを取り入れたりしたらより近づいたりして。
新たな発見がね。日々発見ですよね
加藤”カト@坊”比呂樹
◆パート:DRUM 加藤”カト@坊”比呂樹 ◆メンバーとの付き合いは古く、特に直@坊さんとは小学校からの付き合い。プロジャズドラマーとして名を馳せ、現在はアダモちゃん&オスマン・サンコンのユニット”アフリカンブリーズ”にも参加するなど多方面で活躍中。
※物腰柔らかながらも、バンドに対する熱い思いを語る姿が印象的でした。受け答えがとても丁寧で「CHEEP~」メンバー1のジェントルマン。キャリアとテクニックは相当。メンバーの中で唯一地毛で演奏。
平間: 30年ぶりに皆とやるってなった時、自分がどれだけ
成長したかすごい心配だった。
加藤: 意外とイケてる。
平間: だって昔最初はディストーションも知らなくって、スモ
ークオンザウォーターを生音でやってたもん。テッテッ
テー♪って(笑)。
― あの・・・すごく失礼な表現かもしれませんけど先程の
ステージでオープニングが「ハイウェイスター」で、次
が「スモークオンザウォーター」でしたよね、あの2曲
をあそこまで恥ずかしげもなくやれるってスゴイなと
思ったんですよ。
(一同大爆笑)
佐藤: 最高のほめ言葉だよそれ(笑)
直坊: おう、ちょっと便所行こうか便所(笑)
― (大いに焦りながら)いや、あの曲をここまでストレート
に出来るのってなかなかないですよ。直球ど真ん中
という感じでしたもん。
平間: いや本当に最高のほめ言葉だね。
直坊: それが俺達の狙っていることなので。
佐藤: やる人いないよね。俺らくらいかも(笑)しかもこの歳
でこんな格好して頑張ってね。
直坊: 息子ハタチだからね俺なんかもう(笑)
― バンドやった人って、「スモークオンザウォーター」と
か必ず通ると思うですけど、すぐその先に行くじゃな
いですか、で、何かわからないけど恥ずかしくなって
弾かなくなって。でも皆さんはそんなことお構いなし
でむしろガンガンやっているのが逆にすごくカッコ
いいです。
直坊: 俺達はずっとそこにいるからね。先には行かない!
佐藤: そうだね。行ってたとしても必ず戻ってくるよね。
― じゃあリッチーさん(笑)。一人だけ25歳という若さで
すが何故またこのメンバーと?
三浦: もともと16歳くらいの頃からプロ目指していたんです
けど、その頃ライブをしてた直坊さんに会って、
そして… えっと…直坊さんの方が話し上手い
んでいいですか?
直坊: 人生賭けている感じだったから、「なら黙って俺に
ついて来い!」って感じで。
三浦: その頃直坊さんがやっていたバンドに自分も入れて
もらって。それから一緒に活動させてもらってます。
直坊: 2005年かな?その頃俺がさっき話したSEGA
ROCKっていうバンドやっていて、メンバーの
ルーク篁がスケジュール合わなくて、それで
代わりにやってもらったのがデビュー。
― ルーク篁の代わり!?じゃいきなりリンドバーグの
cherryさんやBlizardの寺沢功一さんとかと
演奏したわけですか!?
直坊: そう、しかもタイのバンコクで。
三浦: 直坊さんに出会ったことによってその後色々と
広がっています。
直坊: 何かくれ(笑)
― すごいデビューだ…。今はシャイな感じですがプレイ
がまたすごいアクションでしたね。
三浦: あれもコピーですから…(照笑)
― ギターを始めたきっかけは?
三浦: もともとB’zが好きでライブビデオとかよく見ていたん
ですけど、その時に松本さんが弾いていたのを見て
初めてギターという存在に気づいて、これなら自分に
もできるかなって。そしてBZのツールをたどってディ
ープパープルとかツェッペリンとか聴きだして。
だからリッチーとかジミーペイジとか影響受けました。
最近ではジェフベックとか好きですね。今は上京して
向こうで頑張っています。
三浦”神@坊”新之助
◆パート:GUITAR ◆バンド内、唯一の20代。2005年、タイのバンコクで行われたアサヒミュージックフェスティバルにてSEGAROCKS05のギタリストとして、ルークさんのフレーズを完コピし、デビュー。東京都在住。
※個性的なメンバーに囲まれているためか自分から進んで発言することはあまりなかったものの、節々でボソッと語る内容が天然で面白い好青年。バンド内では一番人気?(他メンバーの皆さんすみません) 東京で活躍も定期的に仙台に戻ってのLIVE活動も展開中。ブレイクしたらこのインタビュー記事はレアなものに?
― 皆さん、とにかくキャリアもあってすごいテクニックだっ
たのですが、正直、「今、本家より俺達のほうが上手
いんじゃねえの?」とか思いません?
直坊: いやいやまだまだ。
加藤: でも直坊は小学校の頃トランペットをやっていてダン
トツに上手かった。独奏とかしていたもん。
直坊: そういう意味ではみんな小・中から頭角現していたよ
ね。彼なんか中学校でツェッペリンの曲ほとんど叩け
てたからね。
― あ、自分の友人でもいるんですけど、ドラム叩ける
人ってギターやベースとか全部出来ませんか?しか
もすごくレベルが高く。
直坊: そうそう。なんでもやる。
加藤: それはあるね。でも本業はドラム!
― リズム隊、本当にカッコよかったです。安定感抜群。
加藤: ありがとうございます。彼にビール頼んであげて
(笑)。下地がね。気持ちよくギターやボーカルを乗っ
かってもらうためには大事だしね。
― 先程ゲットバックをやったって言っていましたが、やっ
ぱり屋上でやったんですか(編集注:この曲の発表
は、ビートルズの所属する「Apple社」屋上からの
ゲリラライブだった)?佐藤さんはビリープレストン
(編集注:後期ビートルズに欠かせないキーボード
のサポートメンバー)の役回りですよね。
佐藤: いやいや、普通に。でもビリープレストンは難しいよ。
CDでは簡単そうに聞こえるけどああいうのが案外
難しいの。
― なるほど。皆さんケンカとかしないんですか?
直坊: ケンカ?そんなの今更しないよ。
加藤: みんなすごく優しいんですよ。
直坊: それはみんな家庭が冷たいから?(笑)でもさ、ロック
って楽しくないと意味ないし、元気がなかったら面白く
ないじゃん。知らない人も巻き込んで楽しくさせたいも
ん。達也なんかいるだけで面白いでしょ?ほとんど
出来上がったおじさんだよ(笑)
佐藤: 気持ちよくなってきた~
― (笑)皆さんのこれからの目標は何ですか?
直坊: ディープパープルと対バンやりたい!
一同: おー!それいい!
佐藤: 前座とか?
直坊: あっちがな(笑)
― 何か叶いそうですね。
直坊: (急に真剣な顔で)でも夢って叶うんだよね。
― おお!これ書きます。
直坊: 大きく書いといて(笑) 「夢って叶うんだよ!」
って。でもマジで叶う。絶対叶う。努力をしないから叶
わないだけってけっこうあると思う。
佐藤: 前向き。
直坊: 死ぬほど忙しいけどね。問題は家庭だな…(笑)
― すいません。これ音楽媒体でも何でもないのですが、
次の活動予定はどうなっていますか?
平間: まだ言えませんがものすごく大きい音楽イベントに出
る方向で進んでいます。
― 何かすごく羨ましいです。自分も昔バンドやっていた
のですが、今年あたりからまたやりたいなってすごい
思っているんですよ。
直坊: それ絶対やったほういいよ。
平間: そしたら対バンして一緒にやろうよ。
― マジですか!いやいやいやいやいや…プロの皆さん
と一緒になど恐れ多くて…
直坊: 何言ってんの?俺達もう友達だぜ。
佐藤: そうそう。
― またそんなことを恥ずかしげもなく言えちゃうし…。
でもLIVEを見てやっぱりやりたいと思いました!
その時は是非お願いします!
直坊: よし、約束だ!
― 今日は本当にありがとうございました!どうもお疲れ
様でした!
直坊: じゃあ打ち上げ!一緒に行くよ~!
そしてこの後、本当にメンバーの打ち上げに参加をさせていただき、2時半までご一緒に飲ませていただきました(あんな話やこんな話、ここで書けないのが非常に残念です)。
「ロックが大好き」「気の合う仲間と好きなことをしたい」という、難しいことは何一つ無い実にシンプルな思いを、ストレートに形としてぶつけている「CHEEP PURPLE」の皆さん。演奏はもちろんですが、その思い自体が非常にかっこよく見えました。こういうのって年齢じゃないんだよなと。もし「DEEP PURPLE」のJAPANツアーが開催され仙台にやってくるとしたら、本当に共演(競演)してくれることでしょう(前座ではなく!)。これからも引き続き要注目のバンドです。私もあんなミドルを目指すべく、まずは眠っているレスポールを起こしてみようと思いました。
◆
熟音エイジ (島村楽器主催)
◆開催日 : 1月18日(日)
◆会 場 : ZEPP SENDAI