何を隠そう、その昔私はバンド小僧でした。18年前にブルーハーツはマーシーの影響を受け始めて購入したのがORVILLEのレスポール。それからは毎日の部活が終わってクタクタになっても、夜にスタジオ「B2」へ行けば重いレスポールをぶら下げながら飛んで跳ねてシャウトして、そのうち邦楽カバーでは物足りず、洋楽、そしてオリジナル…と、正統派ギター少年的な青春時代を過ごして来ました。そんな小僧も今年で34歳。もう10年もスタジオに行っておらず、今ではアコースティックギターをたまに弾く程度になってしまいました。しかし、若かりし頃に刻み込まれた「キーポンロッキン!」の精神は革パンがはけなくなった今でも、自分の中にまだしっかりと刻み込まれているつもりです。
例によって前置きが長くなってしまいましたが、今年1回目の「編集長とスタッフが行く!」は、そんな私のような、いや、むしろ私よりもご年配でありながら、バンドへの思いは誰にも負けない!という素敵な大人の皆様がその情熱をぶつける音楽イベント「熟音エイジ(島村楽器主催 1月19日開催)」の取材の模様をお送りしたいと思います。今回はその熱い思いを胸にエントリーした13組の中から、「CHEEP PURPLE」というバンドにクローズアップをしてみました。楽しみ勇んで向かったのですが、会って見たらこちらのバンドのメンバー、はっきりいってすごい面々…。聞いたら今もプロとして第一線で活動されている方ばかり。そして名前やキャリアだけではなくステージでのパワーも半端ではありませんでした。
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自分にしか出せない音、大人だからこその楽しみ方!
会場はZEPP仙台。久々に中に入りました(開演前は混雑していた為、正直画像は終了後のものです)。
『バンドで夢を見ていたあの頃。 今だからできる、あの時のあの曲…手に取ることのできなかった楽器 今だからできる、憧れの演奏…そして、まだまだ現役! 今でも演ってる、バリバリのライブ…「熟音エイジ」はそんな大人の皆さんに、楽しんでいただくお手伝いをしています。』
取材なので、関係者入口から入場させていただきました。ドキドキ。今回は直訳ロックの第一人者、
王様がゲストということでしたが・・・
楽屋裏を通ったら、いきなり王様、衣装着たままトイレに駆け込んで行きました(画像はトイレ入室直後の模様)。気さくな感じだったのでお話をしたかったのですがこれでタイミングを逸し断念。実に庶民的な王様です。
今回取材をさせていただく「CHEEP PURPLE」の楽屋へ。ピリピリした雰囲気かと思いきや、皆さんリラックスされておりますが、さすがに本番前なので、あけすけにはお邪魔できません。
「DEEP PURPLE」の名曲をカバーしているこちらのバンド、本家に忠実なあまり、メンバーの皆さんはこのようなアンチトレンドな格好にカツラを装着というお衣装でした。ズバリ私服の方がロックっぽくてカッコ良かったのですが、そういう問題ではないのですね。
お客さんも集まっていよいよ本番。会場は熱気ムンムン。そして・・・!
オープニング:「Highway Star」
♪Nobody gonna take my car
I'm gonna race it to the ground
Nobody gonna beat my car
It's gonna break the speed of sound
Oooh it's a killing machine
It's got everything
Like a driving power big fat tyres
and everything♪
♪I love it and I need it
I seed it
Eight cylinders all mine
Alright hold on tight
I'm a highway star!
♪I love it and I need it
I bleed it
Yeah it's a wild hurricane
Alright hold on tight
I'm a highway star!
I'm a highway star!
I'm a highway star!
「Smoke on the water」
♪We all came out to Montreux
On the Lake Geneva shoreline
To make records with a mobile
We didn't have much time
Frank Zappa and the Mothers
♪Were at the best place around
But some stupid with a flare gun
Burned the place to the ground
Smoke on the water, a fire in the sky, smoke on the water
Smoke on the water, a fire in the sky ,smoke on the water!
・・・・カッコ良い!久々に聞く生バンド演奏というのもありますが、メチャクチャテクニックあります。私はシロウトですが、アマチュアレベルではないのは分かりました。そうしたら・・・・皆さんプロでした(笑) 駄目じゃないですかプロが出ては。個々ではそうだとしても「バンドとしてはデビューしていないもん」とのこと。それにしても段違いの上手さ。
王様も舌を巻いてました(表現古いですが)。そしてボーカル、直坊さんのMCが絶妙。しっかり笑いをとっていました。
次回はこの「CHEEP PURPLE」のメンバーが何者なのか?実際にインタビューしてきた内容をアップしたいと思います。紅白出場経歴があるメンバーや宮城県出身の有名写真家などその素性は様々。ロックなインタビューです。どうぞお楽しみに。
おまけ
王様もメタメタ弾いていました。昔よく「深紫伝説」を聞いたものです。去り際の「以上、タイツで足がうっ血している王様でしたー!!」がつぼでした。絶対いい人です。
次回に続く ―――――